葬儀のプロ今村の葬儀の準備まとめ

2019年11月17日

件数が増えても小規模な家族葬や直葬が増加する葬儀

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高齢化率が30%に近づいていますが、男女ともに平均寿命が既に80歳を超えています。しかも、若者人口の減少が継続していって高齢化率がいずれ40%に近づくと見込まれています。従って、世界でトップクラスの長寿社会になっているので90歳から100歳の高齢者で亡くなる人が珍しくなくなっています。

これだけ長生きした人が亡くなる頃には兄弟や友人、知人の多くも亡くなっているか、在宅看護や老人ホームで寝たきりの人が殆どです。健康寿命を続けている人はごく少数ですから動き回ることが厳しいでしょう。このため、高齢者が亡くなっても葬儀に参列してもらえる人が殆どいないので斎場を利用しても閑古鳥状態です。

そこで、喪主としては僅かな人数の家族葬を行うケースもありますが、最近はむしろ静かに直葬してあげる方を選ぶケースが増えています。近年、少子化や付き合いの希薄化、あるいは、経済的な事情等の影響を受けて葬儀の簡素化が進んでいますが、高齢者の場合には斎場に参列する人がいないための直葬と言えます。

今後も亡くなる人の増加が予想されても90歳から100歳を超える人の葬儀が益々増えるわけですから広い斎場を利用するケースは減少する一方でしょう。葬祭場としてはこじんまりした家族葬や直葬が増加する一方で火葬場では火炉の稼働能力アップを求められる傾向が強まると言われています。



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